集合住宅の広範囲被害に対応|シロアリ駆除工事 #4(※閲覧注意の動画あり)
今回はマンション・アパートでのシロアリ駆除の事例をご紹介します。
最近では戸建て住宅だけでなく、マンションやアパートといった集合住宅でのシロアリ被害も相談も増えてきました。今回は「玄関のかまちがふわふわする」というご相談から始まった、被害範囲の広がったケースをご紹介します。
目次
ご相談のきっかけと被害の確認
住人の方が、玄関のかまち(敷居部分)に違和感を覚え、大家さんへ相談されたことが今回の発端でした。調査を行ったところ、玄関部分だけでなく、反対側の部屋にある押し入れ2ヶ所でもシロアリによる食害が確認されました。
さらに詳しく点検を進めると、1階全体の天井裏や浴室の上部にも大量にシロアリが発生しており、木材が内部から食い尽くされている状況でした。
シロアリが引き起こす問題
- 建物の強度低下:柱や梁が食われると、最悪の場合、倒壊リスクも。
- 湿気・カビの温床に:シロアリが好む環境は湿気が多く、カビ・ダニの発生源にもなります。
- 発見が遅れると被害拡大:壁の中、床下、天井裏といった目に見えない場所で静かに被害が進行していることが多いです。
駆除作業の内容と流れ
被害の範囲が広く、全体的な薬剤処理が必要なケースだったため、以下のような多角的なアプローチで作業を行いました。
1.押し入れ部分の対応
- 床を一部開口し、床下への薬剤噴霧処理
- 木部に穴をあけて薬剤注入
- 開口時の押し入れの様子、薬剤処理中の様子




2.玄関かまちの対応
- 腐食が進んでいたため、既存のかまちを撤去・交換
- かまち周辺木部に注入処理+予防処理


3.天井裏・浴室上部の対応
- 作業用に点検口を新設
- 点検口から天井裏全体へ薬剤を噴霧
- シロアリがいる箇所に重点的に処理


4.室内壁面の対応
- シロアリの通り道を想定し、壁面に数十ヶ所穴あけ
- 内部へ薬剤を注入
- 穴は処理後に補修



5.部屋全体の処理と確認
- 床下・壁内・天井裏すべてにくまなく薬剤を行き渡らせて駆除+予防処理
- 作業後は侵入経路や再発リスクを大家様にご説明
- 必要に応じて定期点検のご提案も
シロアリ被害のサイン(早期発見のヒント)
- 床がふわふわ・沈む感じがある
- 木材をたたくと空洞音がする
- 壁紙が浮いてきたり、シミが出る
- 春〜夏に羽アリを見かける
ひとつでも当てはまる場合は、一度点検されることを強くおすすめします!
天井裏のシロアリ(実物)※閲覧注意
今回の施工現場では、天井裏に大量発生していたシロアリの様子を動画で記録できました。
木材に群がるシロアリの実物映像が映っていますので、虫が苦手な方はご注意ください。
▼動画はこちら(約21秒)
👉 https://youtu.be/PIXln0_Lunk
管理者・オーナー様へのアドバイス
集合住宅の場合、1室だけの被害では済まないことが多く、特に築10年以上の建物は要注意です。
今回のように居住者からの違和感が、全体被害の発見に繋がるケースもあります。
→ 定期的な床下調査や予防処理を導入されることで、大きな修繕費用を回避することができます。
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お見積もりや詳しいサービス内容については、以下の方法でご連絡いただけます。
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イチニホームは、愛知県全域に対応しており、特に知多半島地域を中心にサービスを提供しています。
常滑市、東海市、大府市、知多市、半田市、阿久比町、南知多町、美浜町、武豊町など、知多半島エリアの害虫・害獣・害鳥駆除など、幅広いサービスを行っています。