【常滑市】コウモリの忌避・予防工事 #2
今回も、常滑市にてコウモリの忌避・予防工事を行いました。
コウモリ駆除の必要性
コウモリは夜行性の生き物で、主に夜間に活動します。特定の場所に巣を作る習性があり、これが家屋内外での問題の原因となります。特に、コウモリの糞尿は強い悪臭を放ち、健康被害を引き起こすことがあります。糞尿には細菌やウイルスが含まれており、人間やペットの健康に深刻な影響を与える可能性があります。そのため、コウモリの存在が確認された場合は、早めに対策を取ることをお勧めします。
作業箇所
コウモリは一般的に高所を好む傾向があり、通常は2階から侵入することが多いですが、今回の現場でも1階への侵入を予防するため、全ての侵入口を網で封鎖しました。また、今回は換気扇内にドロバチの巣があったため、蜂の侵入も確認しています。
外側:
- 戸建ての1階と2階の全ての換気扇に対して作業を実施し、コウモリの侵入経路を完全に封じました。
- 2階の作業には3連梯子を使用しました。
- 換気扇にコウモリの糞以外に、ドロバチの巣があったので、ハチの巣の清掃も実施。
内側:
- 室内の換気口にも殺菌消臭、清掃作業を行いました。
駆除方法
コウモリ駆除と予防工事では、外側の作業だけを行う業者もありますが、私たちは内側も含めて徹底的に殺菌消臭と清掃し、換気扇を安心してお使いいただける状態にします。コウモリの糞尿ですが、強い悪臭がするので、殺菌効果はもちろん消臭効果のある薬剤を使用します。
外側の作業:
- 忌避剤の散布:コウモリが嫌う忌避剤を使用して、コウモリを追い出します。この忌避剤はコウモリが嫌う臭いがするのですが、これは人間にも臭いので内側から養生をして、室内に臭いが入らないようにします。駆除成分は入っていないので人体や環境に配慮した安全なものを使用しています。
- 殺菌消臭:コウモリの糞尿による悪臭や細菌を除去するために、専用の殺菌消臭剤を使用します。これにより、衛生状態を改善します。
- 清掃:コウモリの巣や糞尿を徹底的に清掃し、衛生的な環境を取り戻します。
- アミの設置:再侵入を防ぐために、換気扇や通風口などの侵入経路にアミを取り付けます。アミは家屋のデザインを損なわないように配慮して設置します。
内側の作業:
- 殺菌消毒:外側と同じで、コウモリの糞尿による悪臭や細菌を除去するために、専用の殺菌消臭剤を使用します。
- 清掃:外側からでは全部を清掃できないため、内側からもコウモリの糞尿を徹底的に清掃し、清潔な状態にします。今回は、ドロバチの巣もあったため、こちらも一緒に清掃しています。
作業の所要時間
外側の作業と内側の作業を、作業員2人で1日でした。
常滑市について
換気扇へのハチの侵入について
ハチは巣を作る際に、安全で外敵から守られ、かつ適度な温度と湿度を保てる場所を選びます。換気扇内は、外部からの侵入が比較的難しく、さらに温かく乾燥しているため、ハチにとって非常に魅力的な場所となります。また、換気扇のダクトが外に繋がっているため、ハチが容易に出入りできることも原因の一つです。今回はドロバチと、危険性が低いハチで、かつすでに住んではいなかったため問題ありませんでした。
ハチの巣を見つけたときの対処方法
- 換気扇を使わない:ハチを刺激しないために、換気扇を使用するのは避けましょう。
- 専門業者に依頼する:自己処理は危険ですので、専門の駆除業者に依頼するのが最も安全です。
- 予防策を講じる:駆除後は、再発防止のために換気扇の周囲に防虫ネットを設置するなどの対策を講じましょう。
ドロバチ
ドロバチ(泥蜂)は、スズメバチ科に属する中型から大型のハチで、泥や土を使って巣を作る習性が特徴です。巣は壁や軒下などに作られ、幼虫の餌としてクモやイモムシを狩り、麻酔状態にして運びます。通常は攻撃性が低く、人間を刺すことはほとんどありません。